見たいと思い続けていた「エリカ38」を見てきました♪

6月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショーといっても、ミルクの住む田舎では3ヶ月遅れぐらいで上映されます。

だから、今、見たいと思っても見れないので見忘れる映画が多いです。

でもこの映画だけはどうしても見たかったのです。

浅田美代子さんの為に企画したと、生前テレビで樹木希林さんが話されているのを見てから見たいと思い続けていました。

 

樹木希林さんのようには生きられそうにないけれど、あこがれる人。

 

どのような思いでどのように浅田美代子主演映画が作られているのか見るのが楽しみでした。

もちろん映画のストーリーも知りません、見てすぐに以前ニュースで話題になった60代の女性詐欺師の話ではと分かりました。

 

 

「エリカ38」ストーリー

ホステスをしながらサプリを扱うネットビジネスをしていた渡部聡子(浅田美代子)通称エリカが、ある日、伊藤信子(木内みどり)という女性から途上国支援事業を行っているという平澤(平岳大)を紹介される。

途上国支援事業の説明会の人集めや資金集めに協力するようになっていくエリカ、いつしか平澤の愛人となり平澤に言われるままに、持ち前のチャーミングさを利用して多くの人から架空の投資話で大金を集めていた。

平澤が他の女性と付き合い自分を裏切っていることをしり連絡を絶つエリカ。

金持ちの老人に取り入り結婚し豪邸を手に入れ、老人ホームに入っていた母(樹木希林)を呼び寄せ一緒に生活する。
自らの自宅で架空の支援事業の説明会をおこない大金を手にするエリカ、旅先のタイで若者ポルシェと出会い自身を38歳と偽り恋に落ちる。

配当金を受け取れずに激怒する出資者たちから逃れるために、母との死を口にするも、母を再び施設に預けてタイを訪れる。
楽しい日々は長く続くことはなく、ポルシェの通報で収監されてしまうエリカ。

事件を取材するジャーナリスト橋本弘(窪塚俊介)、取材でエリカの人間性が垣間見えてくる、また、エリカの幼少の頃の姿に今のエリカの根源を思わずにはいられない。

 

「エリカ38」を見て思うこと

ある雑誌で、樹木希林さんと親交のあった方が「自分を使い切って、人や物が輝くことを何よりも面白がっている方でした」と書かれていました。

まさにその通りだとこの映画を見てそう感じました。

亡くなられてもなお、この映画へと足を向けさせる樹木希林さんの魅力。

エリカを見事に演じた浅田美代子の一皮むけた演技に今後の活躍が楽しみです。

 

樹木希林、遺作にして世界デビュー作「命みじかし 恋せよ乙女」

今もう公開されているようですが、ミルクのいる地方では10月に入ってからの公開です。

こちらもぜひ見たいと思います。